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フランス発の弁当箱大成功の裏付け:MONBENTO(1/2)

数年前から、フランスでも、日本のお弁当文化が流行していることをご存知でしょうか。 その上、フランスのお弁当カルチャーは、和食や日本のルーツから離れ、現地のライフスタイルと食文化に合うようにすこしづつ形をかえてとけ込み、特に30代の、都会にすむ人々の中で、ヘルシーで美味しい、手作りのお昼ご飯として人気がでています。

日本から現地に、直接お弁当ボックスや付属品を郵送販売し、成功した企業「Bento & Co」が日本でもすでに話題になりましたが、今回は、100%フランスでのオリジナル弁当箱ブランド「monbento(モンベントー)」を紹介します。


monbentoR color from monbento on Vimeo.

「monbento」は2009年にて創立され、フランス初の弁当箱のブランドとなりました。もともとある「弁当=日本」という強いイメージを克服するために、商品のブランディングやビジネスモデルを上手く合理化し、日本製とはまた違う弁当箱を生み出すことに成功しました。


■ ローコスト・ハイパフォーマンスのビジネス開発モデル

ブランドの主な販路は、自社で作成したホームページのオンライン通販であり、世界に向け素早く、自らデザイン、生産した、オリジナルの弁当箱を販売し始めました。いわゆる、はじめからグローバルビジョンを持ち、フランスに限らず全世界向けの販路を開発し、 ローコスト・ハイパフォーマンスな販売方法であるEコマースを全面的に活用しました。その結果、消費者への直売を行いながら、各国のリテーラーにブランドの紹介、実績をアピールするという、この二つの販路を最初から並行的に開発しています。

monbento

■ 現地のライフスタイルへの最適化

製品のコンセプトとして、日本ならではの弁当箱、というイメージに縛られるのではなく、「monbento」は、当初から西洋人のライフスタイルと食文化に合うようなオリジナル商品ラインを生み出すことを念頭に置いています。

フォークやナイフ、スプーン、また、サラダに不可欠な「ビネガーソース」の器をカテゴリーに加えたり、弁当箱のサイズを日本より大きめにしたり、または現地では非常に普及している電子レンジや食器洗い機に対応した商品をつくったり、誰でもがストレスなしに自然に受け入れられる商品を開発しています。

monbento

【参考URL】: http://www.monbento.com/

※ SPRINGの海外向け商品開発についてもご覧ください。